データベーススペシャリスト試験の合格体験記です。
情報システムの国家試験の最難関と言われる高度情報試験のひとつで、合格率は16%程度で難易度が高いといわれています。
難易度が高いといっても、どれくらい難しいのか分からないですよね。
どんな知識を持っていてどれくらい勉強すれば合格できるのか不安ですよね。

最難関なので凡人の自分には無理だろうと思いながらも挑みましたが、受かりました!
そこで私が完全独学にて1発合格した体験を紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
・データベーススペシャリスト試験を受けるか迷っている人
・データベーススペシャリスト試験を受ける予定だけど自信がない人
・データベーススペシャリストの合格レベルを知りたい人
合格時のプロフィール
・メーカー情シスで入社5年目
・データベース運用経験2年間
・Oracleをかじった程度
・基本情報技術者資格保有
・応用情報技術者資格保有
・文章を読むのが苦手



元々、理系でしたが頭は良くないです
偏差値が高い学校に行っていたわけでもないです
なんでデータベーススペシャリストを受けたの?
ITの専門スキルの中で自分の強みとなるような分野が欲しくて、データベーススペシャリストを選びました。
データベースは仕事にもなじみがありますし、AIやビッグデータ活用などデータ活用基盤は間違いなく近い未来に最重要課題となると思っていました。
目的としては、試験を通してデータベースの基本を体系的に学び、理解を深めたかったからです。
また基本情報技術者試験と応用情報技術者試験と順調に1発で合格できたことと、勉強する習慣が身についてきたので、この勢いで自分の限界に挑戦したかった気持ちもあります。



単純に言えたらかっこいいじゃん?
私、データベーススペシャリストです!って。
合格して良かったこと
知識が身に付き、仕事でとても応用できました。
データベースだけでなく、システムの仕組みが一気に分かるようになりました。
また国家試験なので、資格に期限はないため、若いうちにとって本当に良かったです。
仕事でできる幅も広がり、会社での評価もあがりました。



仕事に自信が無かったのですが、自己肯定感も上がりました!
データベーススペシャリストってどんな試験?
データベーススペシャリストは情報技術者試験の中でも最高位に位置する高度情報技術者の試験のうちの1つです。
データベーススペシャリストは4つの試験で構成されています。
①午前Ⅰ:応用情報の午前試験と同じ範囲の4択問題
②午前Ⅱ:①の範囲+データベース関連の4択問題
③午後Ⅰ:3問中2問選択する記述問題
④午後Ⅱ:2問中1問選択する記述問題



1日かけてデータベースの基本と応用に関する試験をします
どのように勉強したの?
勉強方法としては、量より質を重視して短期集中しました。
勉強期間は3~4か月程度、参考書を使い基礎固めを行うことで合格できました。
合計勉強時間は150時間程度だと思います。
平日は平均1時間休日は2~7時間くらいとりました。
また私は午前Ⅰの試験は免除されていたので、単純にデータベースの勉強だけをしました。



応用情報技術者試験に受かると2年間、午前Ⅰ試験が免除されます✨
これはかなりデカい!
また自分の目標は「データベースの基本的な概念を理解すること」だったので、あまり点数にはこだわらず、内容を理解することを優先させました。
IPAの試験の対策として、一般的には過去問をたくさん解くことが推奨されていますが、自分はあまり過去問の量はこなさず、自分の中でしっかりと腹落ちさせることを優先しました。
勉強の流れとしては、まずは参考書を見て試験がどのようなものか理解します。
ここで、どのような試験なのかをしっかり把握します。
どのような試験なのかは最初に十分時間をとって研究しつくしてください。
基本的に参考書の試験概要のところに合格のヒントが多く書かれています。
この試験は、どのような知識が身についていることを試すのか?どのような点を重要だと考えているのか?
こういったポイントを理解して勉強することが非常に大切です。



ますは敵(?)を知るところから!
次に過去問を一通りやります。
これは時間を測って行いました。
時間内に終わらなくても、全部解き終えるまで行いました。
選択問題も全部挑戦し、自分の苦手分野や得意分野、問題の傾向をつかみます。



基本的には時間内に終わらないです
時間があれば解けるのか、時間がないから解けないのかは明確にすべき
次は計画を立てます。
試験勉強のスケジュール、時間配分などです。
後はひたすら計画通りに勉強です。
勉強は私にとって難しく大変でした。
「こんなに苦しい思いをしたくないから1回で受かりたい!」とふんばりました。



ちなみに計画通りに勉強は進まなかったです
定期的に見直して「選択と集中」を!
激推しの問題集
私は過去問よりも、参考書の問題を信頼しています。
過去問を集めた参考書なので過去問なのですが、効率よく必要な知識を学ぶためにまとめられているので、自信や時間のない方は必ず購入した方がいいです。
以下紹介する2冊の購入は私的に合格するためのマストアイテムです。
この2冊だけでいいです。ほかの参考書は不要です。



この2冊だけでいいです!
他の参考書は不要です。
①データベーススペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策
![]() ![]() | 2023-2024 データベーススペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策 [ 山本森樹 ] 価格:4070円 |


「基本情報」「応用情報」でもお世話になりました、非常に信頼できるシリーズです。
正直、解説は優しくないのですが、1冊にまとまっている使いやすさとピックアップされた問題がバランスよく良問なので、お気に入りです。
効率的に対策を進めるためには必要な1冊だと思います。
この参考書では午前Ⅱ対策もできます。
午後Ⅰで選択する分野の問題は全部完璧に理解するまで繰り返し解きました。
基礎知識を効率よく勉強ができるので非常に助かりました。
私は応用情報でもこのシリーズの本にお世話になり、きちんとやれば必ず受かるという確信を持っています。



バランスよく過去問から問題が集まっているので本当に良い✨
使いやすくて助けられまくりです。
②情報処理教科書 データベーススペシャリスト
![]() ![]() | 情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2025年版 (EXAMPRESS) [ ITのプロ46 ] 価格:3278円 |


こちらはデータベーススペシャリスト試験の中で一番有名な参考書になると思います。
試験の特徴が丁寧に書いてあり、過去問と過去問解説がダウンロードできるという非常にありがたい参考書です。
解説がかなり丁寧なので、上記にて紹介した方の参考書の解説としても役立ちました。
セットで購入して良かったと思いました。
独学で受けるなら、この参考書を買わないとはじまらないです!



この2冊の参考書がなければ合格はできませんでした。
安くはないですが、ネット上にも知見が少ないレベルになるので必要な投資です。
私の試験戦略
自分が人とは違うかなと思う試験戦略を立てたので3つポイントを紹介します。
まず前提として試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと4つ分かれているものの午前Ⅰ以外の試験範囲はほとんど同じになります。
問題を解くために必要な知識ももちろん重複していますので、それぞれ個別の対策はマストではないと考えました。
午前Ⅱは選択問題であり、比較的難易度も低く、午後Ⅱが時間も長く、難易度も高くなっています。
①午前Ⅱ試験の理解に時間を思い切って使った
私は基礎知識が十分でなかったので、午前Ⅱの理解にたっぷり時間を使いました。
基礎知識の理解はもちろん最初に試験にでてくる専門用語、基礎用語を全て完璧に覚えておくのも大事です。



「理解する」という意味は自分が人に説明できるようになるレベルを基準にしています
②午後Ⅱ試験の個別対策をしない
ここは思い切りましたが、理由は午後Ⅱの試験勉強が苦痛で、集中力が持たなかったからです。
2時間の試験なので、2時間をまとまって時間をとるのも難しいです。
よくよく内容を見てみると、範囲は午後Ⅰと同じなので、午後Ⅰの問題を使って理解を深める方向で考えました。
当日も2時間あるので、基礎知識さえあればなんとかなるかもしれない!と思いました。
本当は午後Ⅱも勉強するつもりで勉強計画していたのですが、時間がなくなり放棄しました(笑)
基礎知識が身についているということが大事なので、放棄した方が合格に近づけるだろうと考えたのと、これでダメだったらまた次頑張ろうと思いました。



実際に試験を受けても、出題の傾向や解答のコツ、ポイントも午後Ⅰと午後Ⅱは同じだと感じました。
③選択する問題を決めておく
データベーススペシャリストのテーマは大きく分けて「概念設計」と「物理設計」がありますが、私は「物理設計」を選びました。
この選択は自分がより身に着けたい方を選ぶのがいいです。
勉強するにしても試験中でも時間がもったいないので決めてしまうのがいいです。
時間があればどちらも勉強するのが理想ですが、合格への近道は潔く決めておくのがいいです。
覚悟を決めて絞ることで、勉強にも集中できます。
ただ、概念設計と物理設計、どちらがいいかは問題を解いてからと考えた方がいいです。
私は「物理設計」と決めていたので「概念設計」の勉強は一切していません。
難易度が年によって違うなどいわれていますが、そこは全く気にしませんでした。
基本さえできていれば、どんな問題が来ても60%は解答できます!



昔はかっこよくチューニングすることに憧れたけど、今はクラウドサービスの利用が主流になってきから概念設計の方が興味あるなぁ
試験当日について
試験は日曜日なので、前日の土曜日にはしっかり休みます。
翌日に備えて頭をなるべく使わないようにします。
とにかく試験までは頭はなるべく使わないようにします。
あとは試験時の自分の集中力、アドレナリンを信じます。



なんなら金曜日も休みをとっていて、コンディションだけは整えていきました(笑)
肝心の試験ですが、午前Ⅱは結構難しかったなぁと思いました。
(この試験が終わった時点で帰る人もチラホラ・・・)
データベース以外の設問もあるので、その問題も落とさずとらないと厳しい内容でした。
結果的に私は72点で余裕とはいえない点数での通過になりました。
午後Ⅰはかなり手ごたえがありました。
ここはしっかり基礎を押さえて演習したところだったので、時間も問題なかったです。
参考書で学んだ知識で解答することができました。
結果は70点でした。
午後Ⅱは難しく、すぐに解くことができませんでした。
ただ、解答の型は決まっており、午後Ⅰの知識で解けると信じて解き始めました。



問題が長くなっても結局はデータベースの話なので、型は同じ!
課題を探して解決策を当てはめるだけなんですよね。
なんだかんだ解答欄は全て埋めることができました。
SQLの穴埋めがあったのですが、それにとても救われました。
SQLは長々と書いてありますが、使う知識は限られています。
本当に限られてます。
結果は69点でした。



自分は文章読解が苦手なので午後Ⅱには苦戦しましたが、問題にあるSQLを解読すると問題の概要を掴めました✨
難しくても基礎は理解できていたので、焦ることはありませんでした。
解答は必ず基礎知識の中にあります。
応用させて難しくかいてあるだけです。
十分、実力を発揮できたと思います。



高得点ではないのに偉そうなことを言っていますが、独学一発合格はすごいですよね~
試験合格できたポイント
長々と書きましたが、私が合格したポイントをまとめると以下のような感じです。
①午前Ⅰが免除されていた
②どのような試験か分析して戦略を考えた
③自分の得意不得意を的確に分析できた
④時間のかかる午後Ⅱの対策より基礎知識の理解を優先する
⑤選択する問題(分野)は決めておく
⑥参考書の問題に絞って勉強する
⑦試験前は十分に休養をとる
⑧最後まで自分を信じる
おわりに
私は高得点はとれませんが、基礎を固めることによって、応用問題に生かすことができました。
難易度は高いと感じましたが、特別な人でないと合格できない試験ではないと感じました。
正直、コツさえ掴めば簡単です。(それなりの努力は必要ですが)
その基礎を抑えるのも簡単ではないのですが、「ITパスポート」「基本情報技術者」「応用情報技術者」というように少しずつレベルアップすることで高度情報にも手が届きました。



まわりで高度情報に挑戦する人は少ないので、正直、私ごときが取得できると思わなかったです。
仕事に役立っており、本当に頑張ってよかったです。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
あなたが勉強を頑張れますように。
応援しています。



人生このへんで一発、やったりましょ~!!!
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